高出力パルス2ミクロンレーザー

Tm,Ho添加レーザー媒質を使用した2ミクロンで直接発振するパルスレーザーを開発しました。

1.5ミクロンよりも長い波長の光は人間の網膜まで達する前にほとんど吸収されてしまうため、他の波長に比べて目に対して高い安全性が確保できる(アイセーフ波長)。 このため、レーザーリモートセンシングなどの「外部環境に対して出射する」必要のある応用に適用される。
2ミクロンを励起光源としてレーザーは中赤外光へのアクセスが容易になるため、特にバイオ系の応用に用いられる中赤外波長可変光源のベースとしての適用も考えられる。

レーザーリモートセンシング

レーザーを用いて遠距離の事象を調べる応用であり、特に環境計測に用いられます。 アイセーフ波長が用いられることが多く、本開発では高いエネルギーのパルスレーザー開発が進行中です。 他の方法では得られない乱気流を事前察知し、危険回避を目的としたレーザーです。 空港設置の施設や航空機の本体から出射されるレーザーに対する空気中の微弱な散乱光を検出し、空港の滑走路における乱気流(右図上)や、航路上の晴天乱気流(同下)を察知するシステムになります。 今後さらに重要性を高める航空機輸送の安全を飛躍的に高めるために必要な装備です。